眼鏡の錬金術師

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGの眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG(2004年製作のアニメ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

攻殻機動隊S.A.Cシーズン2。若い頃に何周か見てたけど、適当にレビューしたくなかったので、今回改めて視聴。

冒頭、解散させられていた公安9課がテロ事件の発生により再集結するところからはじまる。荒巻が啖呵切るとこがかっこいいね。
敵は個別の十一人と名乗る組織。中国大使館を襲い、人質を取って、難民受入拒否を要求。犠牲者ゼロで制圧し、晴れて9課復活。タチコマもカムバック。

この2ndGIGは基本的に個別の十一人に関する話がほとんどで、笑い男事件に比べ、公安9課それぞれのメンバーにも焦点が当てられるつくりになっている。
特に少佐の過去や久瀬との関係性はとても切ないものがある。

難民問題を軸に、個別の十一人なるスタンドアローン型のテロリストを追うなかで久瀬というイレギュラー的英雄と、合田一人という黒幕が登場し、彼らと競い合っていく。
どちらも基本的に強力で、久瀬のことは捕まえられないし、合田にはずっと手のひらの上で転がされているような感じだった。特に終盤は少佐の判断も後手後手に回って失敗に終わることも多く、スッキリしない感覚になることが多かった。

最後は出島難民を武装蜂起させると共に核武装しているブラフを流し、米帝の核ミサイルで出島を潰してしまおうという合田の筋書きだった。
久瀬は難民のゴーストを電脳空間に持っていき、肉体を捨てる方法で避難しようとしたが、土壇場で命令無視をしたタチコマがまたまた自己犠牲を払い核ミサイルが落ちることはなかった。
ここのタチコマの演出は超感動的だった。

終盤公安9課が敵に翻弄させられてスッキリしないが、それまでの各話では神回と呼ぶべき回がちらほらある。
・飽食の僕
・草迷宮
・左眼に気を付けろ
・機械たちの午後
このあたりが個人的にお気に入りだ。

また、シーズン1からのテーマであるゴーストとは何か。どこからきて、どこへ行くのかっていう問いがずっと根底にながれているのが分かって楽しい。
おそらく電脳空間へ旅立った久瀬。命令を無視して散っていった支援AIのタチコマ。これらが示唆するものとは?
ラスト、少佐は何を思ったのか?