舞台はどことも知れぬ大きな町のどこかにある「ガラクタ通り」そこに住みついている主人公ステインが通りに捨てられたゴミを拾うと毎回思わぬ騒動が…。
『ポピーザぱフォーマー』原作・監督の増田龍治の次作品。各回につき約7分でステインが物を拾ってくることがきっかけとなって始まる。ガラクタに満ちた通りを舞台にした超現実的な冒険が描かれるシュールな短編アニメーション。
監督曰く、社会構造から抜け出して暮らしている一人の男の幸福感と死生観を描いた。ガラクタ一つ一つに生命を感じて、またその生命が消えることで、男の心にいつも死生観が刻まれる。「何かを受け取ると、何かが消える」そうした自分と他の命とのつながりを描いた。男の対話の相手はいつも人間ではない。それはガラクタではあるが、それと対話をすることで自分を見つけたお話。とのこと。
半年前にFilmarksにリクエストした作品が遂に追加。当時、夜のキッズステーションで放送されておりリアルタイムで観ていたはず。終始どんよりした空気感の中で描かれる胸に刺さるエピソードがクセになる。エンドロールでは主題歌を担当したHALCALI「タンデム」の曲に合わせて踊る登場人物たちにニンマリ。ポピーもステインも増田龍治ならではの世界観だから新作が待ち遠しい。