退廃的な雰囲気と中性的なビジュアルのオフビート感がなんとも癖になる。
とにかく世界観が好きで、ゆるいガキんちょの明確な宛てのないロードムービー、その道中がギャグあり(しっかりおもろい)バトルありシリアスありの、多彩な魅力に溢れていた。
そしてEDのちょこまかと小っちゃなアドベンチャー感が愉快。
ドラマにおいては壊滅的世界の中での少しの救いと圧倒的な救いの無さが両面存在していて、ズームした喜劇とミドルレンジの悲劇がなんとも絶妙な哀愁を漂わせていた。
内と外の双方視点で進む物語はそれぞれ一つの展開を迎えたものの、結局まだまだ謎が深まり拡がり続けて終わった感じがあったので是非とも続きをやってほしいと思う。