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BLACK LAGOON The Second BarrageのMKのレビュー・感想・評価

BLACK LAGOON The Second Barrage(2006年製作のアニメ)
4.7
ロアナプラの愉快な悪党どもが次々と襲い掛かってくる「偽札編」にこそ、本作の醍醐味が詰まっているといって過言ではないと思う。
賞金稼ぎのために集った悪党たちが、それぞれの個性に則った戦法でアクションを繰り広げており、それだけで何杯もご飯が食べられるほど愉快である。他の章と比べても悪党の退場シーンがコミカルであり、死人同然の悪党たちの散り際を表現するうえでは、実にロアナプラらしいといえる。自身の艦ドックを燃やされたときのダッチの機知に富んだ台詞までもが愉快でたまらない。
この「偽札編」以外は、どちらかといえばロックよりの視点で描かれており、尚且つバラライカが闇の象徴として色濃く描かれているため、シリアスで仄暗い脚本となっている。
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