勇者ヒンメル御一行は魔王を倒し、
その功績をシンボルをとして銅像を作り称えられた。
フリーレン・勇者ヒンメル一行の10年の旅物語は終わり、勇者達は眠りにつく。
終わりから始まるこの物語。
面白い面白くないじゃないんです。
人と人との繋がり、そして様々な感性に触れる美しい壮大な人生漫画・アニメーション。
ヒンメルは
『フリーレンと幸せになりたい』
よりも、
『フリーレンに幸せになって欲しい』
という思いが強い、そう感じました。
フリーレンへの想いがどんな形にせよ、エルフが自分よりも遥か長く生きるからこそ、
未来で一人にならないように。
そんなヒンメルの想いを強く感じます。
そして何年か越しにフリーレンが新たなパーティー(仲間達)で訪れる街。
その人々に残る勇者ヒンメルの記憶は強く美しく、そしてフリーレンの記憶にいるヒンメルはとても淡くかっこよく儚い。
生きてるうちにもっと知ろうとすればよかった。
ヒンメルに対してのフリーレンの思いが脳裏に浮かぶそんな旅。
最初どうなんだろう?と不安を持って見始めたアニメ。
出だしの盛り上がりは欠けますが、毎話うるぅときてしまう切なく愛しさを感じるストーリー。
なによりも強いメッセージ性を感じます。
途中から徐々に盛り上がり、戦闘シーンもありますが長引かないのが逆にかっこいい。
そして人生を考えて旅に出たくなる。
そんなアニメ。
感性を刺激する素晴らしい旅物語です。
1〜4話を見返すと号泣してしまいます。