Ryo

六道の悪女たちのRyoのネタバレレビュー・内容・結末

六道の悪女たち(2023年製作のアニメ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

学園ヤンキーハーレム物プラスバトル漫画風味。

つまらなくは無いんだけど、これどの年齢層に向けた漫画原作なのかが良く分からない。というのも作者が描く不良像が流石に昭和過ぎで古臭い。

現代のティーンに番長だのスケバンだの連合だの言ってもピンとこないと思う。

バトル物にしたいのかギャグ物にしたいのか振り幅がなんとも中途半端で、キャデザもなんか癖があって、島袋光年みたいな絵柄感がある。(不良の女の子が、がたい良くて背がやたら高くね?w)

オマケに敵の総長がヤミの世界だか社会だか地獄だか言ってたけど、両親が幼い頃に殺されたとか、人殺して少年院入ってたとか、そこまで壮絶で不幸なバックボーン背負ってるボスキャラでも無く、真面目に高校に通ってる上に、たかだか17、8年間生きた程度で何言うてんねんコイツ。である。

しかも、突如主人公に降りかかった悪女のみにモテまくるという呪い(秘術?)がストーリー上でその意義が薄いし、ヒロインの金髪木刀スケバンは主人公以外に一切興味がない冷酷な暴力マシーンでターミネーターかよっていう。

しかもそのヒロイン、作中でバックボーンが薄くしか描かれないので、本当に訳の分からない暴力少女でしかないw

ただ、石田彰がイケメン美少年高校生以外を演じてるのは珍しいかもしれない。しかもあだ名が課長とかいうオッサン臭いキャラで。

何でこれをアニメ化しようと思ったのかが謎過ぎる。そんなに原作漫画が人気あるのだろうかこれ?
Ryo

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