どすこいザウルス

薬屋のひとりごと 第1期のどすこいザウルスのネタバレレビュー・内容・結末

薬屋のひとりごと 第1期(2023年製作のアニメ)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

薬の知識に長けた主人公がひょんなことから後宮にて働くことになる。初めのうちは字が読めること、薬・毒に詳しいことを隠して働いていたが、ある出来事をきっかけにそれが明るみになる。そして、主人公は出世をし、最も帝から寵愛を受けている上級妃に毒味役として仕えつつ、薬屋の知見をフルに活かして後宮内で起きる事件及び事故を解決していくといったストーリー。

まず、OPと作画が良い。キャラも際立っていて飽きない。ただ、仕方のないことだが名前は覚えづらい。中国(元?)が舞台であるため、どうしても聞き馴染みのない言葉と名前が出てくる。しかし、そこらがよく分からなくても存分に楽しめると思う。もちろん、時代背景など含めて分かっていた方がより楽しめるのは間違いないが。

魅力的なキャラクターが多いが、主人公に関してはかなり好みが別れるような気がする。また、主人公が事件事故を解決していく展開が繰り返されるので、もどかしさも少し感じた。キャラクター同士の関係は話を進めるごとに変化していくので、全く同じ展開ではないが、気になる人はいるかもしれない。

ただ、以上を踏まえての私の1期全体への感想は、「2期への期待が膨らんだ」だった。今後、後宮内全体、ひいては国全体を巻き込んだ事件に巻き込まれていくのではと予感させる幕引きだったからだ。