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薬屋のひとりごと 第2期のyuruのレビュー・感想・評価

薬屋のひとりごと 第2期(2025年製作のアニメ)
5.0
知れば救われるなんて幻想。むしろ真実は誰かの優しい嘘や、都合のいい世界を壊してしまうことさえある。猫猫はそれを知っているから何も言わないし突き放すように見えて、人に優しい。命が儚く燃える後宮で誰かを想ったり、守ろうとする人がいて、その姿がときどき泣きたくなるくらいに美しかった。花みたいに脆くて、しなやかで強い。壬氏と猫猫の距離感も、人としてどう向き合うかの距離で尊いの気持ちなんだよね。情で動く壬氏と理の猫猫で、人の生き方に問いをくれる。
"一つのものに執着するとそればかり見てしまう"
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