やなじゅん

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさんのやなじゅんのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

古臭い人間なのでこういった表現をしてしまうが、現代の正しいラブコメだと感じた。正直1話目を観た時点ではそこまで興味を引かれなかったのだけど、2話目でヒロインの一人かと思われた周防有希が主人公の妹だと明かされ、本性を見せ始めた辺りから本作品を見る目が変わった。主人公たちのキャラクター造形も回が進むごとに深みを増していき、バックボーンが整理されるに連れ、生徒会長選挙戦に向けた活動という明瞭なストーリーへ無理なく感情移入させられる。そして主人公だけがヒロインであるアーリャのロシア語を理解している(けれどそれを隠している)設定が、ラブコメのギミックとして要所要所で上手く機能しているのも好感が持てる。表面上の強気な姿とは打って変わったいじらしさに、さぞ多くの視聴者が悶えたことと思う笑 ただベタすぎる催眠術の下りは、せめて何かしら捻ってほしかったな…。

躍動感に満ちたオープニングアニメーションが印象的だったので、絵コンテと演出を手掛けられた猫富ちゃお氏の名前を覚えた。同氏が参加している別作品の『推しの子』でも、メルト回と呼ばれる第17話「成長」(絵コンテ・演出:猫富ちゃお)に類似点の多い描写が見て取れて興味深い。
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