逃げて勝ちを取りに行くアニメ。
西暦1333年。逃げることが得意な少年・北条時行の前に、怪しい神官・諏訪頼重が現れる。頼重は時行に「お前は天を揺るがす英雄になる」と告げる。半信半疑の時行だったが、鎌倉に突如として反乱が起こり、執権である父をはじめ、家族や家臣たちが次々と命を落としていく。絶望の淵に立たされた時行は、頼重の手引きで燃え落ちる鎌倉を脱出する。果たして彼はこの乱世を生き抜き、故郷を取り戻すことができるのか…。
高校日本史で習った覚えはあるものの、どんな人物かはよく知らない北条時行が主役。そもそもここらへんの時代の歴史は戦国時代や江戸時代ほど詳しくないので、いろいろ学びながら鑑賞していました。
題名の通り、北条時行は逃げ上手。最終的に勝つために逃げている。潔く死ぬのが当たり前のこの時代で必死に生き抜こうとする姿はとても光り輝いており、北条時行という人物にとても興味を持った。
そんな時行と相対す敵役が気持ち悪いのが今作の特徴の一つ。目を鍛えすぎて眼力で喋ることができる小笠原貞宗、聴力を鍛えすぎて耳で喋ることができる市川助房、蟻が背中で蠢いている瘴奸。特にラスボスの足利尊氏の気味悪さはすさまじく、人ではないんじゃないかと思うほど。
基本シリアスだけど時々しょうもないギャグが挟まるのが面白い。諏訪頼重が未来視で現代ギャグをぶっこむの結構好きだった。
さぁ、ここからってとこで1期は終わった。次は中先代の乱に突入だろうか。2期楽しみに待ってます。