完成度の高い神アニメ、と評せるアニメではないが制作陣の伝えたいこと、美学みたいなものが感じられたように想える作品だった。
よくある展開に、キャラそれぞれの抱えているものに対して1話つかって昇華するというのがあるが、この作品はそれを1度で終わらせないという良さがある。人生で背負ってきたものが1話で終わらず、その時は解決したように見えてもまた底から出てくるのは結構好みだった。
ただ作品のコンセプトとして「私が私を好きであること」を持っているからなのか、悪役キャラにたいしての制裁的な演出がほぼなく、イマイチたまったフラストレーションのやり場がなかったのは若干気になった。
アニメーションはよく動くし、日常の変な動きをする人間らしさみたいなものも感じられて、とても好きだった。
音楽はオープニング、エンディング、劇中歌通して作品にめちゃくちゃマッチしていて良かった。
このオリジナルアニメに出会えて良かった
