第1話の完成度が高すぎてその熱量だけで最終話まで惰性走行できる。とにかく主人公が可愛い。カードキャプターさくらが好きな人は好きかも。
あと実在する作品名やビジュアルが沢山出てくるので、そういうのは見てるだけで楽しい。オタクな人ほど楽しめる作品。更にそんな実在作品たちがパラレルワールドだとこんな風に変わっていて…というIFも楽しめる、まさにオタクの妄想ストーリー。実在作品の改変なんて、許可取れたのが凄い。
ストーリーはもうアホのシュタインズゲートとしか言いようがなく、展開や演出が面白いかと言われたらそうではないのだが、主人公の可愛さが上手く繋いでくれている。
主人公以外のキャラクターがより魅力的で、練りに練られた強烈なストーリーだったらネクストシュタインズゲートと評されていた気もするが、あくまで萌えアニメの土壌で闘っている印象。その勿体なさは少しある。ここ4,50年のオタクの歴史を振り返るスペクタクルなお祭り的作品だからこそ、もう少し丁寧に紡いでほしかった。