これ凄いな。。
こんなにもシチュエーションに特化したアニメもそう無いのではないか。
ケンカでテッペンを目指す主人公が、何故か街を守っている風鈴高校で、仲間たちと出会って変わっていくというストーリー。
世界観はとにかく「仲間」「街の人を守る」「ケンカ」に特化していて、その他は全て排除している。
授業も教師も警官も家族も全く出てこない。
なぜ街を守っているのかも語られない。
もはや「ヤンキー」でも無いのかもしれない。
高校生とは名ばかりで、見捨てられた街の自警団の物語なのかもしれない笑
普通新たにヤンキー物を描こうと思ったら、これまでに無い要素を足して(東リベならタイムリープとか)差別化を図ると思うのだが、これは全く逆行していて、削ぎ落として削ぎ落として、ヤンキー物のちょっといいシーンを詰め合わせたような内容になっている。
それとキャラクター。
ワートリかってくらい量産してくる。
セリフがクサくて恥ずかしいし、この世界観を自分に納得させるのに時間はかかったけど、完走したってことはそう悪くもなかったのか?。。。笑
あとこれは外せない、CloverWorksの作画ね。ケンカシーンは良く動くし、アングルがよく、色彩もキレイ。カメラワークが効いているopと、edのキャラデザがいい。曲がどちらもいい。
宣伝周りとか見ると「絶対売ってやる」気概がすごい。cvの顔ぶれもそうだし。
ここまで徹底していると、もはや清々しい。
なんだかネガティブな事ばかり書いた気がするが、どこかしらが自分の琴線に触れたのだろう。一応2期も見届けようと思っている。