上半期を語るうえで絶対欠かせぬ傑作です。というか、至るところに考察しがいのあるところ、エロアニメだからこそ出来る暴走と洞察、善悪二元論すらも飛び越える奥深さ。あまりに良すぎてBlu-rayを全巻揃えるほどでした(マジアベーゼフィギュア付きの第1巻欲しかった…)。
何がヤバイって、敵対関係にあるはずのマジアベーゼとマジアアズールの淫乱かつサドとマゾから始まった関係が、完全にバットマンとジョーカーの関係です。特に第7話たる「逆境アズール」における堕ちかけたマジアアズールにマジギレするマジアベーゼ、完全にバットマンに憤るジョーカーよ。
悪は頑固な正義があって、燦然と輝くのに、その正義が悪の痺れに骨抜きにされていく。そんな事、ある意味ではバットマンをメチャクチャ推してるジョーカーが許せるわけも、容認できるわけもなく、そのままマジアベーゼ×マジアアズールにも言えますよw
というか、マジアアズールがものスッゴく面白いw 魔法少女にあるまじき変態性にイカされて、ニチアサではオンエア不可能な醜態をぶちかます。2話、3話、5話、7話、12話と13話…この回のマジアアズールだけでも必見すぎますよ(笑)。
他にもロコ×ルベ回の深み(?)溢れる回だとか、上っ面の多様性を吹き飛ばすテーマとか、もうね、今年出会った中で特大の大当たり!
いや、ちょっとエロアニメ、マジで侮るべからずだ!