ろいろい

ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantomのろいろいのレビュー・感想・評価

2.5
💠favorite line💠
"おいで?いっしょにあそぼう?"

🎞️story&information🎞️
ブギーポップとは女の子たちの間で噂される謎の人物。
「その人が最も美しい時に、それ以上醜くなる寸前に殺す」死神という奇妙な噂とも怪談ともつかぬ話が広まっている――。


監督は渡部高志。

キャストは若手声優、劇団に所属する舞台俳優・子役を中心に構成。
原作の『ブギーポップは笑わない』および『夜明けのブギーポップ』の後日談を描いたオリジナルストーリー。
テレビアニメ版が外伝的なオリジナルストーリーとなった理由として、シリーズ構成の村井さだゆきは、
原作がシリーズもののテレビアニメに向かない構成であることを挙げている。

また、原作と同様に各話の語り手が異なり、全ての話を見ることで事件の全体像が浮かび上がってくる構成となっているが、
小説本編を読んでいないと内容をほとんど理解できない。

加えて、ほぼ全編を通して明度が抑えられた暗い色調の画面が続き、物語の通奏低音である登場人物の不安や憂鬱と相まって、
サイコホラーを思わせる演出効果をもたらしている。後の製作者サイドのコメントによると、色調に関しては特に演出意図はなく、
想定していた以上の暗さに製作者も意表を突かれたという。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
今の時代、アニメ好きなら知らない人は少ないであろう「西尾維新」が影響を受けた人物としても有名な「上遠野浩平」が原作。
少し余談だけど、上遠野浩平先生は90年代後半に始まったライトノベルブームの礎を築いた重要人物の一人であることは覚えておきたい。
「キノの旅」で有名な時雨沢恵一先生は本原作を読んで電撃文庫への投稿を決めたらしい。
後の作家への影響が大きい一作ということがわかる。

作品については、
非常ーーーーーーーーーーーーーーーーにわかりにくいといった印象😭
わかりにくいと感じた点は以下。

◎各話で時系列が違うどころの話ではなく、各話の各シーンで時系列がいったりきたりしている
◎登場人物が多い上に、似たような顔つき、そして性格も暗くて似ている
◎主人公がいない。これは原作も同様らしい。視点となる語り手が各話毎回変わる
◎映像が想像の3倍は暗い。それはもう画面の明度を上げないと見えないぐらい暗い。

上記のうち1つぐらいならまだしも、これだけ重なると視聴していて辛いものがある。

ストーリーは、
情緒不安定な思春期に感じる不安、大人になるにつれでてくる悩み、他人への妬み、そして周囲への抵抗。
孤独感に蝕まれ、狂気に身を委ねてしまう若者達が大きな1枚の作品を完成させる群像劇。
そして、そんな彼らの世界を視聴者のみが観ている。
といった内容。正直合っているのか自信がない。。。。💦

というのも、原作ありきの物語らしい。
謎を提示しては、深く言及せずに次の謎へ移る、という流れのせいで非常に理解し難いと感じていた。どうやら原作を3~4冊読んで視聴すると全てわかるらしい。

小説の第1作「ブギーポップは笑わない」で、エコーズとマンティコアが消え、深陽高校を騒がせた事件が解決した後、高校で再び起こる怪奇現象の数々を、小説版で書ききれなかった登場人物の過去を織り交ぜながら描いている。とのこと。

マイナスな評価が多めだけど、視聴するのであれば最後まで視聴してみて!!
全ての話が密接につながっていることに気づいた時にはきっと作品に引き込まれてる。

原作の独特な雰囲気は移行できているようだから、原作を読んだ人は見るのもいいかもしれない。

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story:dアニメストア参考
information:Wiki参考
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