CGや演技の歪さについては色々気になったし、終始ギッスギスが続く人間関係の不穏さで1クール突き通してしまう潔さよ。ラストのクリフハンガーとか何の海外ドラマだよ。正直アニメとしては微妙なんだけど、初見で絶対に読めない曲タイトルやオルタナ感の強い楽曲の作風については不思議と引き寄せられてしまう。演奏については別に上手くも個性があるわけでもないのに、2本のギターとベース、ドラムがボーカルの歌を合わさった瞬間に生まれるマジカルさは正しくオルタナティブロックの系譜。正直他のバンドリ楽曲が全く琴線に触れなかった身からしても、MyGo!!!!!のライブ映像には思わず観てしまいたくなる何かを感じてしまった。
あとアニメからは少し離れるけど、本作でも行われているリアルとアニメの境界線が曖昧になったバンドライブというのが最近の潮流になってきているのは面白い流れ。背景には源流である『けいおん!』や最近だと『ぼっち・ざ・ろっく』のヒットやゲームとの連動、ロックというジャンルがマーケットで通用している日本の音楽シーンの特殊性といった複数の磁場が絡み合ってた上での現象なんだろうけど、ロックフェスへの参加やガルクラのとの対バンのように、1つの潮流として成立してきているというのは面白い傾向だと思う。個人的にはBAND-MAIDやLOVEBITES、NEMOPHILAといった海外のロックフェスでゴリゴリのハードロックを鳴らす日本のガールズバンドたちの客層と重なっていくのかが気になるところ。羊文学やSHISHAMO辺りだと被っている感じはあるんだけどなー。