このレビューはネタバレを含みます
耳の聞こえない雪と世界を旅する逸臣の温かい恋の物語。他にも多くのキャラが各々の恋をしていて、切ない時もありましたが、見ていて幸せになれるアニメでした。
最初は手話という言語への興味から始まった雪と逸臣の関係でしたが、雪の純粋な可愛さに逸臣も惹かれていく姿にとてもキュンときました。桜志も昔から秘めていた恋心が芽生え、さりげなく雪のことを守っていたのに報われないという切なさが胸に沁みました。
りんと京弥の恋は平和で焦れったい、素敵なお話です。りんが初々しくて可愛かったです。
エマの恋を、自分の恋心を隠して応援し続けた心が、エマの失恋をきっかけにあらわにする姿が優しくてかっこよかったです。エマの側に心がいたことはとても幸運なことだなと思います。
手話をとても優しく綺麗に表していて、制作側の丁寧さを感じました。原作からの改変がところどころありましたが、全体的に素敵なエピソードだったので、良かったと思います。
オープニングの「雪の音」は逸臣の甘く優しい恋が表れた曲になっていて素敵でした。映像も可愛くて、特に最後のキスシーンに逸臣の大人っぽさが出ていて好きです。
エンディングの「snow spring」はチョーキューメイさんの声と映像が合わさって雪の可愛らしい恋が表れていました。とても可愛かったです。