川崎を舞台にしたバンドものと聞いて、川崎市民なので気になるなーぐらいの見始めたらすごく感情を揺さぶられるシーンが多くて土日に一気に見終えました。
高校を中退して地元から関東で一人暮らしをする主人公が、ずっと好きだったバンドのメンバーと出会って、そこから新たにメンバーを加えてバンド活動をしていくといった内容。
主人公はどこか反抗的で独りよがりな行動をとってしまうところ一面があって、最初はなじめないキャラかなと思っていたけど、話を見続けたら実は人づきあいが苦手なだけで素直になれば可愛げのあるキャラで、そういった反抗期を辿った人なら「自分もそんなときがあったな」と受け入れられるかと思います。
そんな主人公なので、ガールズバンドもののアニメとしては珍しく、メンバー同士で口論になってギスギスするシーンがとにかく多いです。でも全員が「バンドを続けたい」「バンドを良くしたい」という真剣に向き合った結果そうなってしまうから、それを乗り越えるたびにバンドとしての成長を感じられて感情がとにかく揺さぶられてしまいます。特に8話、10話あたりは印象的。実際のところ、バンドの楽曲作成のエピソードを聞くとケンカがあったみたいな話は目にするので、そういった意味でもリアルさを感じているのかもしれないです。
楽曲もどれもカッコ良く、言葉の散乱銃ののように詰め込まれた歌詞で聴き応えがあってOPは飛ばさず観てました。いいアニメでした。