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ガールズバンドクライのurのネタバレレビュー・内容・結末

ガールズバンドクライ(2024年製作のアニメ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

従来のガールズバンド作品は割と軽いペインを友情で乗り越える路線が多かったけど、この作品は明らかに一線を画してたと思う。
それぞれが闇を抱えたままにしない、自分達を傷つけてきた奴等を見返すための、人生を肯定するための音楽!やっぱり音楽に必要なのはこういう熱!!

◎良かったところ
舞台が川崎/クラブチッタ/渋谷/TDCホール/武道館/諏訪など知ってる場所ばかりだったこと。細かく描かれてたしワクワクした!
バンドサウンドの劇伴はめちゃくちゃロックだし、トゲトゲも良い曲ばかり。
けいおんバンドリぼざろ等と違う、 ちゃんと「プロを目指す」怖さを描く作品の新鮮さ。
音楽面だけでなく、仁菜やルパを通して家族愛を描いてくれたのも嬉しかった。
10, 11, 8, 9話が特に好き。

◎残念だったところ
ライブシーンは圧巻だけど、日常の3DCGはどうしても他のアニメと比べると見劣りしてしまう。
10話が最高で以降失速したように見えてしまった。2クールかけてでもプロ入り後の戦いを丁寧に描いて欲しかった…
すばるとおばあちゃんの確執解消も、想像出来る範疇だけど演出込みで観たかった…
「空白とカタルシス」のようなTHEインディーズ曲に対してメジャーデビュー曲が思ってたのと違うなぁってなるのはあるあるでリアルだけど、それだけにこの素晴らしいアニメの締めが「運命の華」になるのは残念。武道館で「雑踏、僕らの街」をやるまで見せて欲しい。

◎各話感想
1話
ギター貰ってからの展開!
雨の川崎駅で想いを叫び始まるセッション!

4話
おばあちゃんはすばるの演技なんて見抜いているんだろうし、2人へ話したことも演技かもだけど、衝動に駆られてちゃんと動ける仁菜が良い

6話
夜の武道館〜!!ここからOPに繋がるんだ…!!
一気に厚みを増す音!惹かれ合う5人!アツ!

8話
それぞれのポジションが明確になった8話!宣戦布告!最高だ!!

9話
ルパの言う通り、こういうのが好き!本気でやるから良いんだよね!音楽!

10話
ルパがマジで良いお姉さんすぎる
自分を殺さないように、好きな自分でいられるようにすることの重要性
間違いを認められる親、愛してくれる家族!
愛でいっぱいな最高の旅立ち!!!!

11話
成長していく仁菜!人生を肯定するための音楽!カマシまくりサウンドチェックとともに入るスタッフクレジット!!1曲フル魅せきるライブ!!

12〜13話
プロの世界で当然上手くいくはずないんだけど、もっとアツくさせてくれ!!と思う締め方…
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