私以外の人間なんて死んじまえ、と言わんばかりの若人の痛々しさに加えて、行動の根底には逃避も垣間見えるのが共感性を得ている。私の信じる道を突き進む、明るく元気に愛想良くなんてクソ喰らえ上等。アマチュアであり子供である仁菜の選択は危うさを秘めているし、修羅の道なんですが、各々の心に井芹仁菜がいるからこそ挑戦してロックに惹かれていく。
好みのシーンでいえば、2話の第三者のすばるが傍から現れた辺り。桃香に対して独占的かつ一方的な愛がある仁菜が打ちのめされていき、本当に"ただの会話"で疎外感を肥大させていく一連。
終盤は駆け足であったり、ダイダスやヒナ関連との交錯は13話内では描けなかったようなので続編に期待です。