『北宇治・黄前久美子の集大成!夢と努力と人間関係が交錯する青春譚、ここに完結。』
北宇治高校で過ごした久美子の3年間が終わってしまった今、ひっさびさにどデカいロスを背負い込みそうで怖いくらいにどっぷり浸かった3期でした。
原作を早々に読了して手を止めていたけど、もう一度原作を開くくらいに怒涛の展開やアニオリ要素が散りばめられ、最終話は北宇治の面々と同じようにドキドキしながら画面を見つめていました。
秀一がシーズンを通してかなり空気だったけど、最終話の匂わせで救われて良かった。それ以上に、過去の自分を重ねながらも確実にあの頃の自分とは異なる信念を持ってユーフォニアムに向き合う『黒江真由』というキャラクターを通じて、久美子が自分自身を理解する様子を描きたかったんだろうな。
物議はあったものの、真由の振舞いに答えが付け加えられたことと、久美子が現実をしっかりと受け止めたことによって前に踏み出した一歩の力強さを描いたのは英断だったと思います。この辺の制作側のドキュメントは語ってほしい…円盤のオーコメとかに入るのかな〜とロスを紛らわせる現実逃避をしながらまた見返そうと思います。
ベストエピソード:
『#12 さいごのソリスト』
最終話は言わずもがな。視聴者をも巻き込んで追体験させるアニオリのソロオーディションの展開、この部員はどんな気持ちで久美子or真由を選んだんだろう?と考察のしがいがある描き方をした心憎さが光るラスト前のエピソードを選びます。毎話良かったけど。