お世辞抜きでシーズン最高傑作。
この評価も今までのシーズンを見ていたのが前提になるが、シーズン2までは主人公の黄前久美子が1年生であるがゆえに、個人的葛藤と先輩という支えが描かれていたが、この作品が急激に面白くなったのは、久美子が2年になって後輩ができてからの劇場版誓いのフィナーレあたりからである。
2期とこの3期を繋ぐ過程で、久美子の先輩としての成長を描いている。
そして3年になって部長としての久美子の後輩や同学年の部員たちの間で描かれる葛藤を乗り越えて主人公の久美子の成長物語が前のシーズンを通して綺麗に着地して描かれているのが、もはや素晴らしすぎて感動する。
特に10話から最終話までの展開は良かった。キャラクターが抱える信念を貫き通すあたりものすごい描き方である。
毎話毎話でこれだけクオリティ高い話を描けるのが羨ましい。
久美子たちは1期からの顔つきが変わりすぎて回想シーンでにやり。
個人的には奏ちゃんが一番良いキャラすぎて好き。映画で初登場したときに皮肉屋すぎて
なんやコイツ
って思ったけど、デレた瞬間に真っ直ぐ感情を伝えるギャップがもうあきまへん。
敵にするとやっかいだけど味方だと頼もしいキャラみたいな感じ。
正直、1〜2シーズンはそこまでハマらなかったけど、今シーズンでめっちゃ良かった作品だと再認識した。京アニサイコーですわ。