響け！ユーフォニアム３のラスコーリニコフのネタバレレビュー・内容・結末

遂に最終章となった人気シリーズだが、11話は原作改変であり、物議を醸した。シリーズを通して、作中人物が大人すぎる印象は否めない。私ならソリは自分でやりたいと願うし、最後の一票をあえて外した麗奈と友情が続くとは思えない（音大に行く覚悟がないとしても、そこまでの情熱がなかったと解釈はできない）。転校生は女性の嫌な部分を煮詰めたような人物で、正直なところ不快感が拭えなかった。勝利が大事なのか、思い出が大事なのか？　その意味で一年生編は結果は報われずともドラマとして完成度が高かった。最終話で金賞を取ったのは感動したし、久美子が教師になったのは納得したが、実力が拮抗していたならば久美子がソリでもよかっただろう。結局、私はこの改変が好きではない、ということだ。