このレビューはネタバレを含みます
主人公・久美子の入学からスタートしたシリーズも、最終学年の最後のコンクールまで描ききって、未来の姿まで垣間見せてくれました。
この三年生編の久美子は、新たな人間関係と共に、奏者として、部長として、自身の進路と、いくつも選択に迫られた、シリーズ最高に息をつく暇もない展開の連続の物語でした。
シリーズを追って久美子の成長を見守ってきたのもあるけど、久美子が悩み答えを見出していく様は、何度も目頭が熱くさせてくれました。
キービジュアルのキャッチフレーズに違わないまさに、すれ違う青春、交わる音楽。
文句なしの素晴らしい完結編でした。
ちなみに、最推しの場面は、第12話のソリストのオーディション結果が出た後の久美子が「これが北宇治のベストメンバーだ」と部員皆に語るシーン。