八咫烏

舟を編むの八咫烏のレビュー・感想・評価

舟を編む(2016年製作のアニメ)
4.0
地味だけど、どんな大人の鑑賞にも耐えうる(であろう)アニメ。
辞書編集がテーマ。
意味を調べるのは、暗い言葉の海を航海する様なもの。光を指し示す舟が辞書。
タイトルの舟を編むはここからきている。「編む」っていい。
辞書の名前は大渡海。op や印象的な場面が海や波で表現されている。アニメ的表現がいい感じだ。

「ノイタミナ」で声優は櫻井孝宏、神谷浩史、榊原良子とくれば自分は観るしかなかったのだが、思わぬ拾い物をした気分。

堅物な主人公や調子のいい先輩達が、花形とは言い難い辞書編集部で、新しい辞書を出版する為に頑張ったお話。
この先輩がいいんだよなぁ。。
「謹啓」で始まるラブレターをダメ出しも改訂もしなかったり、彼女に対する態度なんかもグッとくる。
出版まで関わり続けてくれたのが嬉しい。

しかし辞書編集って本当に大変だ。。
キャラ達のセリフが結構刺さるし、最終回もとても良かった。
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