馴染みの世界のトレースばかりで異世界らしさを描く気概がまるで見えない。
加えて旦那様という狙い澄ました言葉攻めになんだか後ずさりしたくなる。
そんな訳でストーリーの9割は取るに足らなかったが残り1割、バリロッサの存在が視聴を止めさせなかった。
人間と魔族の架け橋となり得るレッテルがなあなあで貼られているのが面白く、まわりの3人もそれよしと囃し立ててるのがもしかしたらの興奮を誘う。
部外者が世界を見直していくのは同じ考えを持つ魔王さんに申し訳ない気がするので、簡単にそうと割り切れない苦悶を抱える人間の代弁者としてバリロッサには頑張って欲しい。
そんな訳で続きが見たい、バリロッサの行く末を見届けたい。