八咫烏の一族が住まう異世界・山内。美しくも風変わりな若宮につかえることになった八咫烏の少年・雪哉が、日嗣の御子の座をめぐる陰謀の渦に
捲き込まれていく。
想像を越えてくる世界観、複雑に絡み合う宮廷での争いから、人間界との関係に迫っていく重厚なストーリー。とても興味深いです。
NHK総合2024年4月6日(土)23時45分~
https://www.nhk-character.com/karasu/
作品紹介
日本神話にも登場する三本足の伝説の烏、八咫烏(やたがらす)。本作「八咫烏シリーズ」は、人間の姿に変身することが出来る彼らの一族が、異世界・山内(やまうち)を縦横無尽に飛びまわる異世界ファンタジーだ。作者の阿部智里は史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞してデビュー。『烏に単は似合わない』と同時間軸の『烏は主を選ばない』にはじまり、続く『黄金の烏』『空棺の烏』『玉依姫』『弥栄の烏』までの6巻で第1部が完結。平安王朝風のみやびな風俗と、日嗣の皇子・若宮と側仕えの少年・雪哉を中心とした魅力的なキャラクターたち、周到に仕掛けられた謎、天敵・大猿とのバトルなど、日本神話に通じる壮大な世界観が話題を呼びミリオンセラーを更新している。2020年9月、満を持した3年ぶりの書き下ろし『楽園の烏』で第2部がスタート、外伝として『烏百花 蛍の章』『烏百花 白百合の章』(2021年4月下旬刊行)がある。最新刊は『望月の烏』(2024年2月刊)。
原作者
阿部智里(あべちさと)
1991年、群馬県前橋市生まれ。早稲田大学文化構想学部在学中の2012年、『烏に単は似合わない』で松本清張賞を史上最年少で受賞。17年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。デビュー作から続く壮大な異世界ファンタジー「八咫烏」シリーズは現在は第2部へと突入、外伝も含めて『望月の烏』で12冊を数える。24年4月からNHKアニメ「烏は主を選ばない」放送開始予定。ほかの作品に『発現』。
コミカライズ
烏に単は似合わない』全4巻完結
2020年8月25日より『烏は主を選ばない』が「イブニング」誌で連載開始