このレビューはネタバレを含みます
『応援は力になる!王道チアアニメ、なんだけど…』
全話見終えた上で「結局かなたがしたいのはお届けチアなの?競技チアなの?どっちなの?はたまたどっちもなの?」と言った具合に、話の本筋がコロコロ変わってた印象。かと言って脱線の神回みたいなものが無く、ずるずると話を続けてしまったが故にまとまり切らなかった印象を受けました。制作が涼葉推しなのは分かるけど、最後はメグがチアに復帰するのが視聴者が期待してたスジなんじゃないのかな…
内心乙女でしーちゃんLOVEな涼葉、正統派お嬢様感ありながら強火の甘党・しーちゃん、おっとり系な見た目して時々ゴリっと性格変わるアク強めののどか、快活そうだけど誰よりも寂しがり屋なアンナ。
主人公・かなた以外のポンポンズメンバーもこれだけ魅力的で、6人の組み合わせだけで1クール軽く突っ走れそうなのに、プラスでチア部の面々を混ぜたが為に混沌としたラストになったような気がします。キャラの味がよく出てただけに、あんまりストーリーを気にせずオムニバスっぽく進めても良かったのかな〜とも。個人的にはわたわたする涼葉がもっと見たかったけど、最後アイドルになるのは詰め込みすぎって気が…
「コイツ掘り下げると絶対面白いのに、みんなの前だと真面目だから良さがわかんない…」みたいなもどかしさを抱えたまま終わったって気がします。このもどかしさはアンソロジーかなんかで昇華してくれればいいかな…
ベストエピソード:
『#6 ※温泉でチアはいけません。』
期の中盤にして面白さが際立ってた1話。シリアスな話の横でやってたあのノリを12話続けてたら…と思ってしまいました。