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ダンダダン 第1期の群青のレビュー・感想・評価

ダンダダン 第1期(2024年製作のアニメ)
4.0
ジャンプ+で連載中のマンガが原作。
アプリ内でも人気は高い方かと思われる。個人的にも1話から楽しんで読んでいる。
週刊連載とは思えないほど緻密に描かれており特に背景はちょっと尋常じゃない。
強迫観念とかで書いてないだろうか、毎週じゃなくてもいいから身体と心に気を遣ってほしい、とあらぬ心配をしてしまう笑


大筋はキンタマを探す、という突拍子もない話なのだがそこにオカルトとSFと恋愛青春とギャグが放り込まれている。知らない人がこれを聞いても訳がわからないが見れば訳がわかるというのがとても面白い。

だから、基本的には上記のジャンルをシームレスかつ多層的に描いている。さっきまでキンタマキンタマと口に出しつつ宇宙人や怪異と戦っているかとおもいきや、ドキドキするようないじらしい恋模様が描かれる。しかし破綻はしていない。この理路整然としたアンバランスさという矛盾を素晴らしい作画に乗っけられるので楽しい!しかない。

無法地帯のようで整えられている展開やテンポを描き切るのに四畳半神話大系や映像研には手を出すな!を書いた湯浅政明監督がいたサイエンスSARUでやるのは当然といえよう。

ターボババアの走り、アクロバティックサラサラのまさにアクロバティックな戦い方、セルポ星人の正体不明さなどまさに原作で読んだ通りのキャラクターたちが動いていた。


しかしこの作品の根底にあるのは壮絶なまでの現実への怒りだ。死んでいなくなるはずの存在が幽霊になってそこに残っている、ということは現実への後悔を持っている。
討伐されたり、祓われる対象となる彼ら彼女らは当然それに至る経緯があるわけで、ターボババアは女性への暴力、アクロバティックサラサラは貧困、となる。
直近であれば鬼滅の刃の鬼が生まれた背景と通ずるところだが、今作のそれは本当に壮絶。
アニメ化になる、というニュースを知ったファンが前半の白眉になると間違いなく踏んでいたアクロバティックサラサラのくだりは原作より壮絶さがマシマシで、誰がここまでやれと言ったという感想が出るほど笑

個人的にも原作の時から時間も経ち、所帯を持ったため、今回はリアルタイムの時の数倍の破壊力だった笑

でもね、これね…まだ序の口なんですよ…笑

完全にクリフハンガーで終わったし次回も楽しみになりました。
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