ダンダダン 第2期(2025年)
記録用
評価:非常に面白い!
本作の真骨頂は、止まらない勢いにある。ホラーもコメディもSFも、すべてをハイテンションでかき混ぜ、そのまま押し切るシナリオ。観ている側も息をつく暇がない。
アクションは、重量感とスピード感を兼ね備えた“当たりの良さ”が抜群だ。殴る、飛ぶ、ぶつかる──その一撃ごとに快感が積み上がる。しかもキャラは主役に限らず、敵までも事情や可笑しみを背負っていて、気づけば好感すら持ってしまう。
世間では「邪視編が長すぎる」と賛否を呼んだが、少なくとも自分には冗長さは感じられなかった。むしろ内容が面白いから、長さなど気にならず“ちょうど良い”とすら思えた。
そして極めつけはオカルンの覚醒だ。「速くなっただけ!」という潔さが逆に痛快で、余計な理屈なしに観客を熱くさせる。こうした瞬間の純度こそが、本作の魅力である。