機動戦士ガンダム 復讐のレクイエムのsunaryuのネタバレレビュー・内容・結末

ニュータイプらしき人物は二人出てくるが、それほど能力は高くないので、SFものではなく戦場ものとして面白く観られた。
ガンダムEXは強く、白い悪魔の異名に相応しい。
なぜガンダムのパイロットとして選ばれたのか、連邦はアムロ以外のニュータイプを見つけていたのかなど、ジオンメインのこの物語では語られない。物語を連邦メインから見た作品が出れば面白いかもしれない。
もっとも、イリヤがなぜヴァイオリニストから兵士になったのかも語られてはいないが。あの悪夢から、自分の子供が戦争で亡くなったから？　とか旦那が戦争の犠牲者だったから？　とか思ったが、子供は生存しているし、旦那が亡くなったのも最近とのことだからイリヤはすでに兵士だったし。

時系列で見るとオデッサ作戦の時。黒い三連星との決着がつき、水爆のミサイルを爆発させることなく叩き斬る、アムロのニュータイプの片鱗が見え始めた頃だ。
ガンダムEXのパイロットも戦いで成長し続ければアムロ並みのパイロットになれたのだろうか？　まあ、成長とはいってもファーストガンダムも、アムロがガンダムに乗ってから戦争終結まで約3ヶ月半の出来事でしかないのだが…。
一般兵にヤラれてしまうガンダムEXのパイロットは、機動戦士ガンダム小説版のアムロのオマージュかな？　などとも思った。