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機動戦士ガンダム 復讐のレクイエムのpongo007のレビュー・感想・評価

2.8
 一年戦争末期のヨーロッパ戦線でのお話を、ジオン軍兵士の視点から描く。膠着状態にあった戦場にある夜激震が走る。突如として現れた連邦の白いモビルスーツが暴れまくり、破壊の限りを尽くし、虐殺を繰り広げる。この、白い悪魔との闘いに身を投じるジオン軍兵士の生と死の物語。

 この白いモビルスーツは容赦がない。圧倒的な火力を備え、装甲も厚く攻撃が効かない。ザクやザクタンク、グフが次々とやられていきます。仲間を失った主人公のジオン軍の女性兵士は憎しみと悲しみを抱いて白いモビルスーツへと挑んでいくのでした。

 この女性兵士は一年戦争が勃発する前は高名なバイオリニスト。幼い子どもと優しい夫と幸せに暮らしていたのですが、戦火が拡大するとともに幸せな家庭生活が崩壊し、戦場に身を投じることになったのでした。

 この女性兵士をはじめ、ジオン軍兵士の登場人物がみんなキャラが立っていて魅力的。戦場という極限状態にいる臨場感も、うまく表現されていました。

 やっぱり‘’機動戦士ガンダム‘’って反戦ドラマなんだなあ。連邦が正しいとか、ジオンが正しいとかはない。戦争は破壊と虐殺を産むだけ。いかなる戦争もやってはいけない。そんなメッセージが本作からも感じ取ることができました。

 一話一話が短くて見やすく、画がきれい。メカもオリジナルにリスペクトを払っていて、ガンダムファンとしては良かったと思います。しかし、これ、ガンダム覩たことのない外国の視聴者に受け入れられるのか、甚だ疑問です。
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