このレビューはネタバレを含みます
ジオンから見た戦争。
ガンダムはファーストからZまでと逆襲のシャアを見ただけだけなので全然詳しくはないけど、ジオンから見たガンダムはほとんどホラー。
どうやっても倒せないエイリアンかジェイソンのようで怖かった。
しかし一方でストーリーとキャラがだいぶ弱いとしか言いようがない。
ソラリ大尉は旦那を失い故郷に子供を残してまで戦いに赴くわけだから、そこにソラリ大尉の並々ならぬ旦那への愛とその復讐、そして子供を置いてまで戦争に行かなければならない焦燥感や子供への罪悪感と愛を描くべきだと思う。
そして一方ガンダムに乗る少年コール。これはなぜ戦場に駆り立てられたのか?この少年の存在は1話から登場させ、少年が戦わなければならない思いを描くべきだった。
そうしてこそ、ソラリ大尉とコールが戦うことで生まれる葛藤が物語を深いものにするのではないだろうか?
今回の物語のようにラストの方でコールが唐突に登場し、変にお互いに感情移入させるとか流石に軽いなと思った。やっぱり3時間あるのだからもう少し人間の背景というものを描くことが重要だ。
そういうところを描ければもっといいものになってたと思う。
ちなみにゲームみたいな映像は最後まで慣れなかった。
閃光のハサウィの映像が凄すぎるのもあって、もう少しクオリティを
あげて欲しいなあと思った。