HARUKA

キャロルの終末のHARUKAのレビュー・感想・評価

キャロルの終末(2023年製作のアニメ)
3.2
長い人生を凝縮したようなアニメ

コミュニティに帰属すること、そして他者と交流し関わることが自分の人生を形作っていくのかもしれないと思った
なんのために生きているんだろう?
って考えること、多いけど、喜び、悲しみ、楽しさ、苦しさ、感情を抱いて日々を重ねていく事に意味がある、意味を作り出すんだと思った
キャロルやこの世界の人々は人生の終わりが見えている、その中であと少しの時間、せっかくなら楽しんでやろうと過ごしているうちに世界のルールや秩序は保たれず。
そんなやりたい放題の世界に馴染めず、仕事を淡々とこなすことで自分の居場所を保っているキャロル達に、同僚が友達となり、何気ない日常を共有する楽しさ、嬉しさ、仕事終わりのハッピーアワーですごす楽しい時間、憩いのひと時、窓を除けば目に入る終末の訪れへの恐怖、同僚から友人となった仲間達との必ず訪れる別れ、それら全てが彼女らの人生を形作っているのである
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