3話までみて)240731
今のところ2024年夏クールで一番好き
ラブコメ作品の負けヒロイン属性だけを集めてくる〜ていうファンタジーを、実在する街と声優さんの生っぽい方向の演技と映画風の演出で仕上げてまとめてる
監督さん初監督とのことだけど、ぼざろの斎藤監督といい、最近の初監督のひとみんな有能か? カットの繋ぎ方めっちゃ好み〜〜!(あと、八奈見弁当カットのカラーグレーディングだけシアン味付けてていい雰囲気なのすき〜)
A-1 Picturesなので、ところどころSAO味のキャラ顔作画があったりWORKING!!のわちゃわちゃコメディ演出を思い出したり、原作の題材と合わせて、平成を懐かしく感じるかも(かぐや様は未履修)
とりま最後まで期待大であります
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5話までみて)240811
どこかでグロスで手抜き回みたいの入るかな……? て思ってたけどずっと全力投球演出作画という感じですごいですね。原作ラノベ各巻4話進行みたいだけど、巻を跨いでも面白さの衰えを見せる気配はなく、最後まで安心して見れるかも
Youtubeのアニメ感想で書いてる人がいたけど、小道具を使った映像演出が巧みですね。スマホ・髪留め・お弁当・蛇口・ブラックサンダーなどなど…(ブラックサンダーは関係ない)
あと会話シーンで、話してる人間ではなく、その人に想いを込めている相手方の顔のアップショットをだしたり、話してる人の背中影にいるヒロインの顔の方を抜いたり、会話シーンのカメラがすごいいいなと思う(ぼざろの斎藤監督だと、会話中瞳だけとか足元だけとか口元だけとかのディティールカットで芝居させるみたいのが印象的たったけど、こっちもそういうカットもあるけど、もっと顔での演技の種類が楽しいかも)(まぁきららはデフォルメでリアリティライン違うでしょと言われたらそれはそうかも)
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12話までみて)240929
ずっと食欲とギャグシーンで実像が覆い隠されていたメインヒロインの八奈見さんが少しだけ本当の(嘘の)姿をアニメ視聴者垣間見せる回で、小説で言うところの叙述トリック的なものを、なんとか映像表現として落とし込んでみせようという気迫のようなものを感じる(原作はアニメ視聴までは未読なので想像)
また、この回をもって、ラブコメの皮を被った青春群像劇が、青春群像劇の皮を被ったラブコメディになるという循環構造になっていて、そういった定型をむしろ反復させることによって超越するというか、一面だけでは描ききれない人間性みたいなものが実感を持ってエンタテインメントの『消費者』である我々にも伝わってくるのかなと感心した
一部感想まとめなどに、最終話はお祭りOVA回〜などとの言があるけれども、それ全く実態を捉えられていないはず