このレビューはネタバレを含みます
全8話。8話!?
不動行光が織田信長へウダウダと執着してるのをみんなで引っペがそうとする話。
死ぬほど通ってたあの時の刀ステがアニメ化されましたパチパチ!
正直、初見の人にとって星3の価値があるかと言われると微妙!
なんだけど、我々審神者にとっちゃ、この9年間3〜4枚の立ち絵と数種類のボイスだけで食い繋いできたオタク人生があるので、刀剣男士がぬるぬる動いてるだけで大変な価値があるんですよねェ…(しみじみ)
そんで、今作はてっきり燃ゆる本能寺のメンツしか出てこないと思ってたから、冒頭の蛍丸から大げさにひっくり返った。
みんな一言ずつくらいは喋った…よね!?制作陣ありがとう!!
作画は確かに崩れてるところもあるんだけど、戦闘シーンが良すぎて個人的には大変満足でした。
うちの初期刀がこんなにも顔綺麗////(山姥切国広)
本編。
8話しかないってのに8話までウジウジしてる不動くんにイラッとする人も多いと思うんだけど、三日月も言うように"ヒトの想い"から成る付喪神(=刀剣男士)、そりゃ"ヒトの想い"に精神アホほど引っ張られるってもんですよ。
刀自身の意志が全くないわけではないと思うけど、今回の場合は森蘭丸の信長への執着が不動くんを巻き込んだ形なんだろうな、と。
顕現から日が浅いわけだし、それに対抗できるほどの縁を審神者と結べていなかったのが原因じゃないかな…。
そもそも"刀の神"っていう本来では目視できないふわっとした存在を無理やりヒトの形に留めているのが刀剣男士なわけで。
じゃあ刀剣男士の見た目とかをどうやって形づくっているの?っていうと、我々の時代に歴史として語り継がれてる物語……刀が持つ前の主との記憶を手がかりに、沿うようなイメージでヒト型にしてるだけなんだよね。
仮に光忠に「前の主との縁をなかったことに!」ってやってたら彼の眼帯要素とか吹っ飛ぶんじゃないですかね。
眼帯のない光忠なんて考えられないでしょ?現パロで十分だよ。(何の話?)
そういう刀剣男士の存在そのものに言及するようなメタい視点を長谷部たちが持てるはずもないので、「なんで刀剣男士としての職務を全うできないんだ!」って喧嘩になっちゃうのもまぁ無理はないわなと。
刀剣男士たちの揉め事解決は近侍のお仕事なので、試行錯誤してなんとか仲を取り持とうとするまんばちゃんが愛おしかったですね。
まんばちゃんもまんばちゃんで近侍に対する苦手意識のことを問題視されてたんだろうな。この本丸の審神者、仕事がわりと雑だ。
p.s.薬研ニキの「柄まで通ったぞ…(シットリ)」永遠に聞いていたい。