最底辺からのスタートや、仲間に裏切られるなど、マイナスな状態からストーリーが始まる異世界転生ものが増えてきましたね。
これもそんな一本ですが、結局序盤の設定なんてどうでもよくて、やっぱりチート能力を有していて無双していき、都合よく美人のエルフが部下になる、よくあるやつでした。
全体を通して既視感バリバリなので、非常に退屈な出来で、どちらかというと人間の醜さを押し出したシリアス気味なタイプの作風なので、たまに挟まれるコミカルな部分が寒かったり、劇中のBGMが非常にダサかったり、マイナスな面がたくさん見えてしまいました。
また主人公が17歳なのに、台詞回しや話し方があまりに大人というか渋すぎて、アニメだということを差し引いてもキャラクターとしてリアリティが無く、そこも入り込めない要素だったかも。
もっと底辺をかけずり回って、上位ランクの同級生に蹂躙されつつも、虎視眈々と復讐の機会を狙うみたいなのがよかったなー。
あんな露出が高くて、周りの下衆な男たちがみんな見惚れるエルフが迫ってきても動じない17歳なんてどこにいるんだよ笑
作画は並でしたが、CGで描かれたモンスターは気持ち悪くてよかったです。