おにおに

杖と剣のウィストリア 第1期のおにおにのレビュー・感想・評価

杖と剣のウィストリア 第1期(2024年製作のアニメ)
3.6
ED曲「フローズン」を歌ってるTRUEさんのファンなので見始めました。
これを書いた時点では5話までみたところです。

剣と魔法のファンタジーRPG的世界観モノ。

ストーリーは、まぁ、魔法学校に在学してるんだけど、魔法がまったく使えないので劣等生扱いでバカにされている。
んだけど、戦士としての能力が卓越しているので、ダンジョンではヘタな魔法使い生よりも強いし、強いモンスターも倒せます。
「マギア・ヴェンデ」っていう5人の大魔法使いを目指してるんだが、幼馴染の女の子が超エリートで、先にその地位にいってしまってて。
それを追いかけている―みたいな。

5話まで観た感じではそういうストーリーですかね。
この手のアニメほんとうに多くてもう辟易という感じですが、けっこうおもしろい。
Filmarksでは★3.1と非常に低評価ですが、なにがそんなに嫌われてるのか?という印象です。

作画がけっこうよくて、バトルシーンはなかなか見ごたえがある。
悪い意味でのアニメノリのギャグパートが多いと萎えるんですが、ほどよく抑えられていて、王道まじめシリアスストーリー重視路線で好感。
アニオタが喜びそうな美少女お色気エロ要素も無くてなかなか硬派なつくり。
「魔法学生なのに魔法が全く使えなくて剣は強い」っていう設定もなかなかおもしろいのではないでしょうか。

そしてなによりED曲がTRUEさんだ!これは見逃せないぞ!

という感じですねぇ。

ちょっとご都合主義を感じるところがあるのがざんねんポイントですかね。
例えば悪役がわかりやすく悪いヤツすぎて。
主人公の敵になるひとらもそれなりの理があるほうが話としておもしろくなるし、キャラの魅力も経つというものですが・・
そのへんは単純なイヤなやつで、勧善懲悪スッキリ、みたいな空気感。
「なんで主人公はそういう行動をするのか」っていうところの理由付けの説明のために必要なストーリーや流れなんだとおもうけど、そのあたりでも「ご都合」に感じる展開が目につく。


この手のアニメのトップは「葬送のフリーレン」だとおもっています。
この「杖と剣のウィストリア」は、そこまではいかなくてもその次ぐらいのグループに入れてもいいくらいにはいい。
さいきん見た中で、この手のやつ(ファンタジーRPGもの)で思い出すのは、「望まぬ不死の冒険者(★3.3)」「ダンジョン飯(★3.2)」とかですが、そのあたりとかよりは全然おもしろく、よくできたアニメ作品だとおもいます。

ということで★はまずは4.1くらいで。最後までみたあたりでまた更新するかも。


---追記---
最終話までみました。完走!

途中までまぁまぁだったけどあんまりおもしろくなかった。
TRUEさんのフローズンを聴くためには見た価値があったとおもったけどそれだけですかね。
ただ最後まで観ることはできたので・・

★は下げて3.6くらいにしておきます。
おにおに

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