このレビューはネタバレを含みます
ターミネーターの設定をうっすらなぞってるだけで、まったくもってターミネーターではない。
じゃあターミネーターと思わないで見たら楽しめるかというと、そうでもない。
思わせぶりな語りばかりで、物語も映像も全然面白くない。攻殻機動隊やPSYCHO-PASSになれなかった何か。
パシフィックリムのアニメ版といい、日本沈没のアニメ版といい、Netflixシリーズの非オリジナルアニメ作品はこんなのばかりという印象が...。
第一、ターミネーターにみんなが求めてるものって、自分たちよりはるかに強い機械の敵に対し、どう立ち向かうかってところだと思うんだけど、その点が全然ダメ。
多少の追いかけっこはあっても緊張感が皆無だし、アクションも中途半端。緊迫感のあるシーンは本当に序盤だけか。明らかにそこに主眼を置いてないと感じる。実写のターミネーターみたいに「そんなこともできるの?!」って芸を見せてくれるわけでもない。
そして、未来から助けに来る人間に魅力がない。ターミネーターにはこの対立構造が必要なんだろと言わんばかりに、ただ投入されただけ。
活躍するシーンもあまりなく、強い信念が見て取れるわけでもなく、ただいるだけなんだよな。
本作ではお父さんのマルコムとその子供たちにたくさん尺を割いてる訳だけど、それもダラダラ長いだけで心が動かない。
お父さんはずっと部屋にこもって対話してるだけだしよ。というか展開読めていたのなら、もっとやりようあったでしょ。
この家族、全員あまりすきにはなれない。
おまけにラスト、それまでいくら近距離で銃撃しても傷一つつかなかったターミネーターが、たかがお手伝いロボ数十体に引きちぎられてて、もう...やめてくれ...
この時代だからこそ、AIの可能性や機械との共存について様々な可能性を探るのはいいけど、ターミネーター本来の魅力を失ったら元も子もないんだよ。
それなりにオマージュのシーンが存在し、最初はワクワクしてたけど、5話あたりから終始真顔。