【一見穏やかそうな店長の正体は最強の元・殺し屋でした。】
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名作でたとえると…
『ジョン・ウィック』×『銀魂』って感じの作品。
ストーリーを雑にまとめると…
見た目弱そうだけど超つよい!
でも妻との約束で殺しは禁止!
なのに懸賞金かけられちゃった!
殺し屋に狙われまくって、さあ大変!
…って感じのお話(雑でスマソ)
ハリウッドのアクションヒーロー映画ばりの派手なシチュエーションでありえねー戦いをしながら周りの一般市民や妻と娘は至って平和なところに温度差あって笑える。
わずか1話で退場する刺客も(第一話の敵以外は)一人一人がなかなかの手強さがあり、また一人一人に好きになれる隙が用意されてるので敵キャラ好きにはたまらないのも好きなポイント。
とくに殺し屋業界の設定がめちゃ面白い笑
たとえば…
・殺し屋専門の学校がある(笑)
・殺し屋組織の内部事情を映画にして高額レンタルしてるDVD屋さんがある(笑)
…一つ一つがいちいちオモロい!
またサカモト店長を狙う刺客は一人一人にファンがついてもおかしくないほど魅力的なヤツらばかり。
そんな感じで内容はエンタメに走ってて面白いのだが、いまいち面白くない。
…その理由を考えてみた。
原作の絵柄は『チェンソーマン』風の殺伐とした絵柄で戦闘シーンも凄みがある。
だから原作の作風を考えるとシリアスギャグにするべきはずだった。
なのにアニメのほうは原作への解釈違いを起こしたのだろう。
完全ギャグに全力投球した結果、全部スべりっぱなしになった感じだ。
料理でたとえるなら、食材は一般ウケ間違いなしなのに調理の仕方や味つけが本来の味を引き出すことができず微妙な味わいになった…と言えば伝わるだろうか?
各キャラに似たり寄ったりのキャラばっかり演じてきたキャストを割り当てたり、カットしてもいいレベルのギャグ回をシーズン1の終盤まで詰め込み、ガチンコバトルになりそうな一歩手前でシーズン1の幕を引くところなんか、「ストーリー構成ヘタか」と嘆いてしまった。
なので本作はアニメにするより実写化したほうがウケたんじゃないかと思う。
横浜流星を特殊メイクでデブに変身させてアクションシーンやらせたら絶対爆笑する!笑
内容はイイから本来もっと楽しめるはずなんだが、ボタンをかけ違えるとこんなにも見劣りするんだなと、アニメを作る大変さを感じました。
ストーリー★★★⭐︎⭐︎
キャラクター★★★★★
音楽★★⭐︎⭐︎⭐︎
演出★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
設定★★★★★