コードギアスファンは絶対に観ないことをお勧めする。これを正当続編として公開しているサンライズは地に落ちたものだと確信させられた。シリーズのファンからしたら、作品を汚されたような嫌悪感を味わう人もいるかもしれないような正当続編であった。
ルルーシュが創り上げた平和な世界の後日譚としての正当続編を期待していたのに、奪還のロゼという新しい世界観を創り上げての正当続編だったので、解釈違い感は拭えなかった。
そもそも、北海道をノーランド率いるネオブリタニア帝国が支配した段階で、新キャラは内側から、旧キャラは外側から妥当を試みる展開を望んでいたのに、旧キャラは殆ど登場せず、北海道における虐殺を黙認しているようなシナリオに納得いかなかった。
当時コードギアスを見ていた世代や、新規層に刺さるようにか、俺TUEEEE系や勧善懲悪性を全面に出しているのが気持ち悪かった。特に、クライマックスの全人類の命運を左右するのは主人公たちしかいない、みたいな外野の勝手に盛り上げる感じが、主人公たちを神聖視していて受け付けなかった。あまりにも物語は安直であった。
こんなのコードギアスとは呼びたくない。
戦闘シーンの作画や演出のクオリティが高かっただけに残念すぎた。