コードギアスは大好きなアニメシリーズで、サイドエピソードである「アギト」も新劇場版シリーズも「復活のルルーシュ」も観た。ただ、アニメシリーズのR-1とR-2以外は蛇足的だったし、正直シリーズを拡張しなくていいと思ってる。”復活”については、本当にいらなかったと思ってる。期待はありつつも期待していなかった。
が、今回、この「奪還のロゼ」を観て、考え方が変わった。ガンダムがそうであるように、モビルスーツやニュータイプという設定を残しつつ、戦争というテーマをベースにして、宇宙世紀シリーズからSEED、ダブルオー、鉄血の、水星の魔女などなどたくさんの後継シリーズが作られてきた。宇宙世紀は続いているが全く違う話もある。それでも、ガンダムというフォーマットを使って、それぞれの作品の魅力を作ろうとしてきた。
今作は“ギアス”というフォーマットを使った新しいシリーズなのだなと自分の中では腹落ちした。
今まではどうしてもルルーシュの呪縛というか、ルルーシュの存在が大きすぎたけど、アムロやシャアくらい強すぎるキャラなのでそれは抜きとして、、ロゼとアッシュの兄弟の設定やサクヤなど全12話でも愛着が湧いてきた。
過去キャラとの微妙な重なり合いもありつつも、サスペンス劇よりも、ロボットバトルシーンも厚めにしたチャレンジもあった。ラストの展開まで、ひとつのアニメとして、しっかりと楽しませてくれた。
次のギアスの物語も見てみたい。