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バットマン: マントの戦士のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

バットマン: マントの戦士(2024年製作のアニメ)
4.7
ゴッサム・シティへようこそ。
ここは犯罪が横行し、法を守る市民が絶え間ない恐怖の中で暮らす街だ。
犯罪者に両親を殺害された悲劇の炎で鍛えられた裕福な社交界の名士ブルース・ウェインは、人間以上でもあり人間未満でもある存在、バットマンとなる。
孤軍奮闘する彼はゴードン・ゴッサム市警察本部長やゴードンの娘で弁護士のバーバラなど市役所内で味方を得るが、彼の英雄的な行動は致命的で予期せぬ結果を招く。
バットマンのアニメシリーズを手掛けるブルース・ティムと映画「ザ・バットマン」のマット・リーブスが、エグゼクティブプロデュースしたアニメシリーズ。
このアニメシリーズでは、バットマンの最初の戦いを、映画「ザ・バットマン」のサスペンスノワールの世界観でリブートする原点回帰を狙ったバットマンとゴードン本部長とハーヴィ・デント検事がゴッサム警察内部の腐敗やゴッサムの闇社会を牛耳るルパード・ソーンとの暗闘を軸にしたサスペンスノワールのテイストで、犯罪者に対する狂気じみた怒りと正義を持つバットマンやマフィアと戦いながら野心の為に癒着するハーヴィ・デントや汚職警官やマフィアの外部と内部の敵と戦うゴードン本部長の苦闘や葛藤を掘り下げた骨太なハードボイルド・ノワールな内容に仕上がっている。
後にハーレイクインとなるクインゼル博士やペンギンのユニークなアレンジのキャラクター造形も面白い。
バットマンやゴードン本部長とルパード・ソーンの抗争、ジョーカーたちヴィランとの戦いが描かれるシーズン2が楽しみ。
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