このレビューはネタバレを含みます
思春期の定義は難しい。結局のところ、ティーンエイジャーの心が、いや、もしかしたらティーンエイジャーでなくても心が揺らいで起こるのが思春期症候群なんだろう。
ヅッキーが真面目になるのも、山根綺が違う世界線の自分と入れ替わり、小原好美が他人の心を読めすぎるのも。大学生になっても思春期症候群大爆発である。
そんな中で、霧嶋透子なる人物がアップする動画が人気になり、誰が霧島なのだと盛り上がり、周囲から認識されない自称霧島透子のミニスカサンタ。彼女の名前は本当は岩見沢寧々であり、霧島透子になるしかないと乗っ取ろうとしていたうちの1人だった。記憶を取り戻す方法については咲太に対してはちょっとパワープレイすぎるキライはあったが。
彼女を巡って大きな物語は一つ終わった、に見えたのだが、霧島透子は岩見沢寧々でもなかったし、じゃあ誰なの?なぜランドセルガールが…?
と謎を少し残して遂に完結の映画編に向かっていく。