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青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ないのBREMINGERのレビュー・感想・評価

4.5
大学生になっても走り続ける咲太を応援し続けれる喜びを今作でもしっかり噛み締められてる。
大学生になって高校の時の面々とは離れ離れになりながらも、途中途中で再会したり、大学で出会った面々や再会した面々との会話劇もユーモアに溢れていて面白かった。
大学生編から登場した美東さんがとてつもなく魅力的で、咲太のナチュラル鬼畜な会話のターンに平常運転で返してくれる面白い子で一目惚れでした。

づっきーのエピソードは自分自身の葛藤や周りとの距離感というのを一歩大人になったからこそ深く考えるようになったのが印象的だったし、咲太がやっぱ良いところで助けに来てくれるのでこれこれ〜って安心感がありました。

赤城とのエピソードはSNS上で#夢見るが強く描かれており、世界線を行き来しながら様々なルートを辿っていきながらの選択肢は心がキュッとなるものがあり、赤城との関係性が判明したからこそよりこの世界の謎が深まった気もして面白くなった。

姫路さんとのエピソードは危ういものがあるのか?と思っていたけれど、思春期症候群がより難しいものなんだなと痛感させられたし、咲太の一途さ、麻衣さんの強さも同時に感じられた。
双葉もたくさん話を聞いてくれて嬉しいですね。

惜しかったのが終盤で、岩見沢さんがちょっとめんどくさいなぁとは思っていたけれど、サンタクロース周りの話はかなり複雑に入り組んでおり、他のエピソードがしっかりまとまっていたが故に、どうしてもサンタクロースは続編の劇場版に繋げるためにギュッとまとめられていてちょっと物足りなかった。
最終話での記憶の復活もあっさりすぎない?となってしまったし、サンタの集団や麻衣さんを助けるための動きだったり、全員集合の流れもなんだかなぁって感じ。
美東さんの会話で話に一旦オチがついたなぁとなった。
なんにせよ霧島透子の謎は気になるし、劇場版も楽しみにしてます。
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