もこもも

キルラキルのもこもものレビュー・感想・評価

キルラキル(2013年製作のアニメ)
4.3
"運命のイトを断ち切ったその先に"

あまりにも熱い、熱すぎる...!!!
画も演出も展開もキャラも音楽も
なにもかも全てが圧倒的に熱くて
その熱量のまま最後まで駆け抜けた
熱くて、笑えて、泣ける神アニメ
流子と皐月はもちろんやけど、
周りのキャラがほんまに輝いてて
特にマコと四天王が大好きで
めちゃめちゃ感動させられた

今石洋之×中島かずきの最強タッグ
禍々しい世界観も魅力的やし、
荒々しく凄みを感じる画力や
昭和と平成が混ざったような
レトロかつ新しい演出も燻られる
バカで無茶で王道な展開も最高に熱いし、
そういう熱い展開、シリアスな展開にも
欠かさずギャグ要素を入れてくるのも大好き
主役、ライバル、真の敵達が全員女の子なのも、
味方の死がほとんどないのもグレンラガンとは
違う点やったけどこっちもめっちゃ熱かった

曲が完璧
OPは2曲ともmegrockさんが作詞で
メロディーだけじゃなく歌詞も熱い
最初のOPはサビが最高に熱かったな
後半のOPは曲はもちろんやけど、
各キャラの衣装が切り替わる演出とか
サビの流子vs皐月の迫力に大興奮
EDもどっちもめっちゃ好き
どっちも本編とは違う絵の質感なんがいい
前半のEDは曲調がめっちゃエモかった
『冴えカノ』の時もそうやけど、
沢井美空さんの声って特徴的で好き
後半のED爽やかなイントロからの
可愛くて癒される歌声とメロディーも好き
挿入歌の『サンビカ』もめっちゃ熱い

「駄目じゃない、お友達は大事にしなきゃ」

マコがめちゃめちゃに大好き
癒しであり安心剤であり感動メーカー
視聴した全アニメキャラの中でも
トップ10入りは確実なぐらい好き
底抜けのバカでめちゃめちゃ能天気で
ぶっとび加減が最高で最初から大大大好き
めちゃめちゃいい子で可愛くて、
でもそれだけでなく、友達の為なら
どんな相手でも怯むことなく意見を言えて
強さと優しさを持つマコちゃんが愛おしい
塔首頂上決戦でだんだんアウェーになる
応援席で自分を応援するの可愛すぎる
終盤の戦う姿はめちゃめちゃ感動させられた
苛とのやりとりももっと観たかった
満艦飾家も温かくてぶっとんでて大好き

「私たちはもっと強くならなきゃいけない
 いや、強くなれる、一緒なら」
『あぁ、お前の大事な一張羅だからな』
「いや、違う、友達だ」

流子と鮮血の間に芽生える友情、信頼
お互いが利用する関係じゃなくて、
友達として、仲間として、共同体として、
お互いを信じ合える関係になっていくのが胸熱
2人ならどんなことでも可能って
信じ合えてる関係性がほんまに熱かった
アイロン掛けられるのが好きなの可愛い
2人の会話が他の人に聞こえへんのもいい設定

「私たちの顔は皐月様の顔
 私たちの手足は皐月様の手足
 この方のためなら砕かれても
 切り落とされて悔いはない
 ただし、この手足
 勝手に動くから結構しぶといよ
 俺たち本能字四天王は皐月様の
 最高の矛にして最強の盾
 皐月様を殴りたければ我々を殴り倒せ
 だが、そう簡単には跪かんぞ」
 
序盤はまさか四天王のことが
こんなにも好きなると思わんかった
今までのどの四天王よりも
ダントツで一番"四天王"を感じる
皐月の為ならなにもかもを捨てれる覚悟、
皐月の為なら戦い続けれる信念
皐月の為ならどこまでもついて行く忠誠
この皐月への覚悟、信念、忠誠が
あまりにも堅くてあまりにも熱くて、
気が付いたらどのキャラよりも感動させられた
四天王全員が揃った終盤の変身シーンが熱すぎ
最終決戦前の流子に皐月が殴られそうに
なるシーンで皐月の前に立ちはだかる
四天王のシーンが作品で一番感動した
ちなみに四天王やと蟇郡苛、猿投山渦、
蛇崩乃音、犬牟田宝火の順で好き
とはいえ4人ともめちゃめちゃ
好きであることに変わりはない

「繊!維!喪!失!!」

⚫︎流子の鮮血とマコとの出会い

「流子が私を着て、
 私は流子に着られている」

初っ端の苛の制裁シーンから
躍動感と迫力が溢れてて圧倒された
終盤はもうすっかり慣れたけど序盤はまだ
鮮血と純潔のエチエチに慣れてなかったな
鮮血を受け入れての覚醒が3話って凄すぎ
普通終盤やろって色んなところで
思うぐらいにテンポがめっちゃ早い
挿入歌の『サンビカ』も戦闘も熱かった
ここから生徒達との戦いが本格的に始まる...
と思った次の回がノー遅刻デイで笑った
四天王も生徒もノリ良すぎるやろ
制服届けるくだりもめちゃめちゃ笑える
これたどり着いてる一般生徒凄すぎ

いきなりの四天王戦熱い
猿投山渦の真っ直ぐさ好き
ヴィラルと同じ檜山修之さんなんもいい
一度負けて目を縫う覚悟に圧倒されて
かける気持ちの重みに熱くさせられた

綱渡り部とか南京玉すだれ部とか
特殊な部活が多すぎて笑ったな
喧嘩部の創設は寂しかったし苦しかった
流子に無理やり押し付けられた部長活動やけど
一生懸命応えるマコのひたむきさと
豊かになる生活に最初はほっこりさせられたけど
生活が豊かになるたびに満艦飾家の
距離が遠のいていく様子が寂しくて、
友達よりも暮らしを優先するマコが苦しかった
やっぱり豊かな生活より友達が大切やし、
もとの生活が一番楽しくて温かいよね

⚫︎壊惨総戦挙からの塔首頂上決戦

「俺の涙は俺がふく」

蟇郡苛の芯が通ってるところ好き
最初はヤバイやつやと思ったけど
それは正義感と忠誠心故にやったのね

まだ中盤にもなってないのに
塔首頂上決戦の四天王対決は熱すぎ
それぞれの皐月との出会いを描いた
過去のエピソードがあるのが良い
苛の自縛自爆は嘘やろって笑った

犬牟田はスマートなキャラやのに敵の情報を
探る時のポーズがシュールすぎて笑った
敗者席での犬牟田と苛の小競り合い好き
あと満艦飾と苛の観客席の雰囲気が好き
観客席のマコの戦いが愛おしかった
だんだん敗者が増えてアウェーになった時の
マコちゃんの自分へのエールは可愛すぎ
蛇崩との戦いで飛べるようになるの大興奮

猿投山との戦いがやっぱ一番熱いって
ワクワクしてたのに新キャラの針目縫が乱入して、
しかも瞬殺されたのが衝撃でショックやった
ここに来てヤバすぎるキャラの登場
針目縫が流子の父の仇であることが
分かったことがこれまでで一番衝撃で
一番全身に力が入って熱くなった
それを知った流子のカットの凄みもエグい

父の仇を前して熱くなりすぎて暴走する流子
流子の暴走を狙う針目縫、それを止める皐月
人間を超えた3人の怪物の女による
はちゃめちゃの戦いが次元違いすぎる
流子の暴走はマコ以外止められなかったね

⚫︎三都制圧襲学旅行

暴走により鮮血を着ることを
躊躇して、再び着ることを決めてからの
早すぎる縫との再戦からの鮮血の喪失
展開早すぎてビビる、最高やろ

四天王全員が揃った新しい三つ星制服の
変身シーンはテンション上がったなぁ
もうこの時点で四天王が大好きになってた
やっぱり皐月と流子の戦闘は躍動感凄い
マコと苛の対立シーンが好きすぎる
総集編もアバンで終わる
この展開の早さがキルラキルの良さ

⚫︎大文化体育祭

「人は服の為に生きるのではない
 この鬼龍院皐月、
 生命繊維打倒の為に立ち上がる
 本能寺学園は貴様を倒す為に作った私の城だ
 覚えておけ、鬼龍院羅業!!!」

この展開はさすがに熱い...!!!
皐月は皐月の正義があると思ってたし、
羅業の目論見と一緒ではないと思ってたけど
ここまで正面切って羅業に対立するとは!!!

皐月vs 羅業と流子vs縫の熱さ
ここまで圧倒的な強さとカリスマ性を
誇っていた皐月が打ちのめされたことも
羅業に心臓を貫かれた流子にも
さらにカバーズ登場も絶望的すぎる
さらにさらに流子の出生の真実
エグい...エグすぎる...熱すぎる...!!!

マコもカバーズに取り込まれて
流子、マコ、皐月を失う展開に
ただただ絶望させられた
マコが連れ去られる時の苛は胸に来る
ここから四天王とヌーディストビーチの
残された者の闘いがさらに胸を熱くさせられた
苛がマコを救おうとする強い意志も素敵
ほんでその苛がマコを救うのが胸熱
マコの復活がめっちゃ嬉しかった
ほんまこの作品になくてはならない存在

「もううんざりだ、二度とお前は着ない
 お前を見てるとムカつくんだよ
 おんなじバケモンだからな
 あぁそうだ、私は人間じゃない
 生命繊維のバケモンだ」

どんだけ心配して
どれだけ流子に寄り添ってくれたか
この言葉を流子が放った時の
鮮血の悲しみに胸が締め付けられた

闇堕ちして純白を着た流子と
流子を止める為に鮮血と手を組んだ皐月
皐月の決死の囮とそれに応える四天王の
それぞれの熱すぎる想いに奮い立つ
マコと鮮血の想いが流子に届いてくれた...!!!

「死んでいいんだよ!!!
 死んでも脱がなきゃいけねぇんだよ!!!
 でなきゃ、また鮮血は着られないだろうが...!!!」

鮮血が流子のところに戻るシーン熱すぎやろ
みんなの喜びのカットも良いし、
鮮血を纏った流子の安心感が凄い
縫が回収された後の流子が皐月に
全力で一発殴らせろ、と言うシーンで
皐月の前に立ちはだかって流子の
拳を受ける四天王がまじで熱すぎて泣いた
お前ら、ほんまにカッコ良すぎんぜ...!!!
流子と皐月が本当の意味で仲間になったね

「今分かった、世界は一枚の布ではない
 なんだかよく分からないものに
 溢れているからこの世界は美しい
 その世界を守る為、一緒に戦ってくれ、流子」

⚫︎最終決戦

"天に代わって服を討つ"

流子と皐月のミラーになった変身のフルも
三つ星を着て船を護るべく戦うマコも
待ち侘びた四天王の極制服の完成も
なにもかもがずっと熱すぎる
マコの「追いつくよ」って言いながら
船を動かす為のダッシュにも涙が滲んだ
そしていよいよ総力戦の最終決戦へ

「取り戻すぞ、我々の学園を!!!」

圧倒的な力を持つ羅業を
無茶でバカな道理でぶっ倒す熱さ
みんなの想いを背負った流子の強さ
羅業との戦いで燃え尽きた鮮血
落ちてくる流子を受け止めるみんな
最後まで熱さと涙ありで最高...
EDは流子と皐月とマコが微笑ましくて、
流子がセーラー服を見て抱く喪失感と、
その想いを大切に前を向く姿に胸が熱くなった

「楽しかったぞ、お前に会えて...
 泣くな、流子...
 セーラー服とは卒業するものだ
 これからは好きな服を着ろ
 私よりも可愛い服を、な...」

OP : 葵エイル『シリウス』
GARNiDELiA『ambigurous』
ED : 沢井美空『ごめんね、いいコじゃいられない。』
さよならポニーテール『新世界交響楽』
挿入歌 : 葵エイル『サンビカ』
もこもも

もこもも