森井俊貴

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの森井俊貴のレビュー・感想・評価

5.0
「お客様がお望みならどこでも駆けつけます。自動手記人形サービス――ヴァイオレット・エヴァーガーデンです」

愛してるを知りたいのです
たった一言でも想いは伝わる
届かなくていい手紙なんてない
言葉の表と裏を理解することは難しい
時に飾らない自分たちの言葉で
手紙だと伝えられるのです
自由に生きて生きて


1話1話がとてもよく、映像も言葉遣いも綺麗で、全てが心にグッとくる話だった

してきたこと(過去も後悔も)は消せない、でも同時に自分のやって(達成して)きたことも消えないんだよ

テレビに出てる有名人がこれは泣けるって言ってた作品でずっと前から見たくてようやく見えた。
みんなが絶賛する理由が分かる作品だった。
設定とか雰囲気も好き。
ストーリーも面白いし感動的で泣ける。
良いところは風が吹き抜けていく感じで息が詰まるほど共感してた。

「知りたいのです!『あいしてる』を……知りたいのです」

「言葉には裏と表があるの。口に出したことがすべてじゃないのよ。人の弱いところね。相手を試すことで自分の存在を確認するの。裏腹よね」

「良きドールとは、人が話している言葉の中から伝えたい本当の心をすくい上げるもの。あなたは今、その一歩を踏み出したのです。ヴァイオレット。あなたが良きドールになりますように」

「ヴァイオレットだ。成長すればきっと君はその名前にふさわしい女性になる。君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」

「大切な人と別れるということは……二度と会えないということは、こんなにも寂しく、こんなにも辛いことなのですね」

人には届けたい想いがあるのです
届かなくてもいい手紙なんてないのですよ
森井俊貴

森井俊貴