やまかけ

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのやまかけのレビュー・感想・評価

4.4
『その名が似合う人になるんだ』

〈戦争兵器として生きてきた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン。彼女は戦争終結後、その直前まで付き従っていた上官ギルベルトの不在に戸惑う。
彼の友人の計らいで自動手記人形という仕事に行き着いたヴァイオレットは、ギルベルトの放ったある言葉の真意を知るため 文字を刻む───〉

人が手紙に込めるものを知る。
人の心を知る。
人としての自分を得る。
人として生きる。

京都アニメーション作品。
命令に従うロボットのような主人公が自律性を獲得していく流れと、その感情の機微が丁寧。彼女が人の生死を心に刻んだ7話以降で、話の重みがかなり変わるのがとても良い。個人的には恋と夢への熱望を描く6話もお気に入り。

終盤でヴァイオレットに脳を焼かれるディートフリートが好き
アニメで人間ドラマ物は普段見ないけど満足度高かった。この感動は"泣ける"って表現じゃ足りない!
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