Melko

ぼのぼののMelkoのレビュー・感想・評価

ぼのぼの(1995年製作のアニメ)
3.9
「楽しいことって、どうして終わっちゃうんだろう?」

んあぁあ〜〜!
ようやく見終わったぁ!!
放送時はドンピシャの年齢だったはずなのに、テレ東オンリーだったのでオンタイムでは通ってこなかった作品。地方民には辛い。
ある日アマプラで見つけ、なかなかの話数だけど1話が15分ぐらいでサクッと見れるお手軽さに、すきま時間でノロノロ見ていたら…なんと1年かかった笑
ようやくウォッチリストから外す日が来た…全48話。見終わるとちょっと寂しい。
もう前半の話とか覚えてない笑

のっぺり可愛い顔して、なかなかの哲学派アニメ。

火ってどんなモノ?
夜はどこから来るの?
楽しいことはどうして終わってしまうの?

等、子どもなら一度は疑問に思うことを、青いラッコ ぼのぼのが無邪気に聞く
大人は返答に困る内容、ぼのぼのは自力で、時には周りの力を借りて、答えに辿り着く

コンプラ度外視のイジメっ子アライグマ(故 藤原啓治の声がハマってる)
小物キャラ シマリスのボケ具合と個性的な声(2016年度版で唯一続投の声優)
みさえの優雅な時の声でダイねえちゃん
ルフィがショーねえちゃん

アライグマとショーねえちゃんのバイオレンス喧嘩は中盤以降の名物に

四六時中道端でウンコするクズリ
いつもキレてるアライグマパパ
いつもボケてるぼのぼのパパ
困った時のスナドリネコさん

そして、「なんかよく分からないけど怖い」モノの権化、しまっちゃうおじさん
ぼのぼのが毎回支離滅裂気味に思考した結果、恐怖の対象として妄想の中に出てくる、しまっちゃうおじさん
こうゆうの、大人は鼻で笑えるけど、子供は分かると思うし、怖いと思う
やってることが誘拐と監禁(苦笑)

小さな子供はこのアニメを見て
ぼのぼの達と一緒にアレコレ考えるだろうか
アタフタするぼのぼの達を笑うだろうか
アライグマに感化されて友達をイジメちゃうだろうか
ショーねぇちゃんみたいに殴り返すだろうか
シマリスみたいに物陰から人のことを口撃するだろうか

色々と気付かされ、考えさせられたわ
ハチャメチャなフリして奥深い作品
こんなカオスなアニメが放映されてたんだもんなぁ。すごい時代に子供時代過ごしてたな
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