このレビューはネタバレを含みます
これはヒロインである逢坂大河を好きになれるかどうかで、見え方が全く変わってくる感じがしますね。
逢坂大河を好きになれず好感が持てなかったら、彼女の言動の多くが常軌を逸してるように見えるので終始イライラします。例えそれが家庭環境のせいであったとしても。
ラブコメだから非現実的なシチュエーションは全然よいのですけど、それでもどこまで許容できるか、特に1話の印象が悪すぎてドン引きしてしまって、そんな逢坂大河の暴力的で傲慢な態度をツンデレキャラとして楽しめるかどうかですね。
主人公とヒロインがそれぞれの恋を応援するという、ねじれた関係から始まったというのもあるけれど、それぞれの好きという矢印の向きが変わるだけで、誰も本心を言わない(言えない)状況が続くから、カラッとした爽やかなラブコメじゃなくて、ジメジメっとした恋愛観で構成されてるのも好みではなかったです。